医院名 |
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よこ田こどもクリニック |
院長 |
横田 行史 |
住所 |
〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本3-11-2 小池ビル1階 |
診療科目 |
小児科、内分泌・代謝小児科 |
電話番号 |
042-773-5515 |
2024年9月時点の、南半球オーストラリアからの報告では、インフルエンザは例年以上の発生が報告されています。発生しているインフルエンザの型は、ワクチン株と同様と報告され、ワクチンの有用性が確認されています。例年通りの接種をお願いします。
さて、新たなインフルエンザワクチンである「フルミスト」が発売されます。点鼻薬であるため、不活化ワクチンと比較して、注射の痛みがないこと、1回の点鼻噴霧で6か月以上の予防効果が期待できることなどのメリットがある反面、いろいろなデメリットも知られています。このページにメリット・デメリットを従来の不活化ワクチンと比較して示しますので、参考にしてください。
なお、ここに記載したフルミスト点鼻薬に関する情報は、主として日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会編「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方」(2024年9月2日)、および第一三共株式会社「フルミスト点鼻液」添付文書(2024年8月改定第2版)を参考にしました。ネット上で、手に入りますので、ご確認ください。
フルミスト点鼻液については、従来の一般的な予防接種の注意事項に加えて、下記の点が、接種注意事項として加わっています。メリット・デメリットの表を読む前に確認してください。下記の方は、フルミストの接種が出来ません。
なお、今年から、新たに接種が開始されるワクチンのため、接種基準を変更する可能性があります。
下記、比較表を熟読の上、選択してください。
フルミスト点鼻薬 | 不活化HAワクチン | |
接種対象 | 2歳~19歳未満 | 生後6か月~ |
投与方法 | 点鼻噴霧 | 皮下注射 |
他の予防接種との同時投与 | 可 | 可 |
投与回数 | 1回 | 生後6か月~12歳:2回 13歳以上:1回 |
効果持続 | 6か月~1年 | 2~4か月 |
ワクチン株 | 3価・弱毒生ワクチン | 4価・不活化ワクチン |
従来の不活化ワクチンと異なる注意事項 |
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従来の不活化ワクチンと異なる副反応 |
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その他 | 製造量・供給量が少ない。 |
※10月、11月は、一般外来でのインフルエンザ単独予防接種は行いません。
12月2日(月)以降になりましたら、在庫がある限り、一般外来で接種を行いますので、当日の朝に在庫確認の電話をください。
※10月15日(月)以降の平日午後の予防接種外来では、インフルエンザ単独接種は行いませんが、他の予防接種との同時接種は行いますので、電話で予約してください。